2022年5月28日(土)17:30~18:20まで、野多目公民館 2F講堂で開催されました6月度自治協定例会前に防災講演会①が開催されました。O製薬 大田原さんを講師としてお招きし、「災害時の栄養・水分補給」についてご講演いただきました。教えていただいた内容が非常に有意義と思われましたので概略を校区の皆様と共有します。
【1】水分と栄養補給
①災害発生時、避難所に避難するとまずはおにぎり、パンなどの「炭水化物」の摂取が多くなる。野菜や魚などが不足がちになる。この状態が続くと他の栄養素(タンパク質、ミネラル、ビタミン)が不足して体調不良やストレスなどが発生する。
災害発生から3日目位まではエネルギー摂取中心の食事になるが、4日目以降になると食事のバランスを考える必要あり。
O製薬は製薬会社なので病院に対しての商品を開発しているが、その商品をベースにして上記栄養不足を解消する商品を開発してきている。
点滴液 ⇒ ポカリ****
病院での流動食 ⇒ カロリー***
②各家庭での備蓄について 以下の観点で3日分を目安にして揃える
・食べなれているもの
・家族が好きな物
・栄養素が高いもの
【2】エコノミークラス症候群
避難所では座っている時間が長い。特に車中泊の場合、狭い空間でじっとしているのでエコノミークラス症候群になるケースが多い。適度の運動と水分補給が重要。
★水分補給も考える必要あり。人体の体液に近い成分を持つ水分を補給すると血液により多く効率的に吸収される。(ミネラル分を含む方が良い)
★エコノミークラス症候群を防ぐには・・・
①時々、軽い体操やストレッチ運動を行う。
②十分にこまめに水分を取る。
③アルコールを控える。できれば禁煙する。
④ゆったりとした服装をし、ベルトをきつく締めない。
⑤かかとの上げ下ろし運動をしたり、ふくらはぎを軽くもんだりする。
⑥眠るときは足を上げるなどを行う。
エコノミークラス症候群予防のための足の運動 |
写真が見づらくて申し訳ございません。イラストイメージでご理解ください。
防災推進委員会
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