2020/11/15

人権講演会開催されました!

人権講演会開催されました!①
2020年11月14日(土) 14:00~15:30まで 野多目公民館 2F講堂にて人権講演会が開催されました。今回は人権尊重推進委員会と男女共同参画協議会の協賛で開催されました。「LGBTを知っていますか?-誰もが自分らしく生きられる社会-」のテーマで、講師にFRENS代表 小野アンリさんをお迎えしてお話をいただきました。
野多目小学校、三宅中学校関係者、人権尊重推進協議会メンバー、男女共同参画協議会メンバー、高校生や一般の方も含めておよそ40名の皆様にご参加いただきました。小野先生は元小学校教師で、2008年から講演活動を始められ、小中高校、大学での授業、教職員や行政職員への講演会を多数開催されています。
テーマとしてはかなり複雑ですが概略とその際感じたことをご報告いたします。ご自分の周りにはまだこのようなシーンがない方もおられると思いますが、このようなこともあることを少しでもご理解いただければと考えます。
■ 性の多様性って何だろう?
性的指向、恋愛の指向にもいろいろあります。
レズビアン(性自認が女性で、女性に魅力を感じる人)
ゲイ(性自認が男性で、男性に魅力を感じる人)
バイセクシュアル
 (女性にも男性にも魅力を感じる人/魅力を感じる時に性別は関係ないというひと。)
パンセクシュアル
 (すべての性のあり方の人に魅力を感じる人/魅力を感じる時に相手の性別は関係ないという人。)
アセクシュアル(誰にも性的魅力を感じない人)
ヘテロセクシュアル(「異性」に魅力を感じる人)

それぞれの違いに理解がついていかない部分もありますが大きくはこのように分けられるということです。今回改めて認識できたのはそれぞれの場合(例えばレズビアン)にもレベルがあり、強く感じる人もいれば、中間的に感じている人もおり、ちょっとだけそのように感じる人もおられるということです。さらにその感覚は時と場合によってさらにレベルが変化するという心の複雑な部分があることも事実ということです。(むずかしい・・・。)

■ 性自認における多様性

トランスジェンダー
(性自認が生まれたときにつけられた性別と違う人)
Xジェンダー(性自認を女性/男性のどちらかとは認識していない人)
シスジェンダー(性自認が生まれた時につけられた性別と同じ人)
クエスチョニング(自分の性的指向や恋愛の指向、性自認がわからない人/考え中の人)
性のあり方は他にもたくさんあるそうです。

■ LGBTQって?
L:レズビアン、G:ゲイ、B:バイセクシュアル、T:トランスジェンダー、Q:クエスチョニング のことを言います。

よく聞く「ホモ」「レズ」「オカマ」という言い方は、「自分は違うけど」というような立場で使うと、性の多様性を悪く思っているように見えてしまったりします。

■カミングアウト
LGBTにおけるカミングアウトとは、自らがセクシュアルマイノリティであることを他人に打ち明ける意味で使われている言葉です。
お友達からカミングアウトされた内容を本人の許可なく勝手に誰かに伝えてしまうことをアウティングと言います。まだまだ誤解や偏見が残っている社会なので心に留めておくことが必要だと思います。

■実例、インタビューの紹介
実際にLGBTの方に心の葛藤などをインタビューしたビデオを視聴させていただきました。大変貴重なインタビュー内容なので機会を見て皆様にも「文章で」ご紹介させていただければと考えます。

■心の悩みを相談できる窓口
チャイルドライン(18歳までの人の電話相談窓口)0120-99-7777
  16:00~21:00
よりそいホットライン 0120-279-338
  24時間、365日いつでもOK
Mex(ミークス) 10代のための相談窓口まとめサイト
セイシル 中高生の性のモヤモヤにこたえるサイト

日本の社会ではまだまだ表に出にくい内容と思われますが、学校教育の中にも性の多様性についての講義が入ってきていますので、各自心に留めておかなければならない大切なことと思います。校区の皆様と共有したいと思います。

人権尊重推進協議会
男女共同参画協議会

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