2016/08/31

高島市長が野多目校区を訪問されました!③
2016年8月26日(金) 15:00~17:00 野多目公民館で 「高島市長の出前講演会」が開催されました。現在の福岡市に何が起こっているか?市長の提唱する「FUKUOKA NEXT!」とは?をお隣のおばちゃんとお話しするように?福岡ことばで ”熱く” 語っていただきました。
前回は【1】地域の力をもっと強くしていきたい。ということで自治協議会活動を後押しすることをお話しいただきました。今回は進行する高齢化社会についての福岡市の取り組みについてのお話をご報告いたします。

【2】健康寿命を伸ばすことに予算を使っていきたい
65歳以上の高齢者の割合は今から10年度2026年にはどうなっているでしょう?


2006年は 1/6.5人 2026年は 1/4人 になる。
1人の高齢者を3人で支えることになる。世界一の長寿国になることは喜ばしいことと言われてきたが、一方で「高齢化問題」とも言われている。どうしてか?
・高齢者が増えると介護しなければならない、介護する人も若い人が少なくなる。(老々介護)
・医療費がかさむ、病院に行ったときに保険を使っている。
多くの人が怪我も病気もしないのだが、もしもの時に助け合っていこうというのが保険。だがお金を収める人の数がどんどん少なくなって、これを使う人が増えて来る。その結果保険制度自体が成り立たなくなってくる。医療費は生まれてすぐと死ぬ前が一番かかる。全体の6-8割がその部分でかかっている。
・社会保障費 扶助費が増える 年金を収めてもらう額より、生活保護の方が多いような事例もある。

いろんなひずみが出て来る。自分たちでこうするという答えを出していかなければならない。
・年金額を減らして収める額を今のままにするか? 
・年金額をおなじにするのなら、若い人の負担額を上げるか?という選択にするのか?
どっちがいいのか?どっちもいやよね!それではどうしたらいいのか?
医療費を減らすために元気なお年寄りをふやす(会場の意見)
できるだけ支えられる人にならないようにすることが必要。・・・これが現状考えられるBESTな回答ではないか?単純に寿命が延びるのではなくて、健康寿命を延ばしてもらうことが必要

これから高齢者が増えていくから、高齢者にとって
住みやすい街にしていく必要が有る。60歳定年とか、65歳年金と一律年齢で切るのではなく、個人個人の体力や意欲に合わせて支える側、支えられる側になるような社会になっていく必用がある。一定の年齢になったら補助が配られるが、配られたお金がどこに行ったか分からないような使い方を、形としてものが残るような使い方に変えて行きたい。配る福祉→支える福祉 に変えて行こう。
例)一定の年齢になってお金をもらうのではなく、そのお金を使って町中にベンチを設置して行く。 高齢者にとって為になる。暮らしやすい街になる。形となって残っていくものにお金を使って行くようにしたい

健康予測システムを導入して行こうと考えている。
久山町が世界の注目を集めている。久山町では生まれてから死ぬまで同じ町で暮らす割合が非常に高い。生活と病気などの因果関係の住民データが蓄積されている。60年前に発見され以降データを積み上げている。久山町の人は亡くなったら全員検体をして情報提供に協力している。何がわかるか?→ 証拠因果関係がわかる。
例えば、ひじき昆布をたべると髪の毛に良い・・。牛乳を飲むと背が伸びるとかいう事例が正しいかどうかを検証できる。現在久山町のデータが世界の宝となっている。いろんな病気の原因がはっきりして行くだろう。このタイプの人間が、このような生活をしたら、このような病気になるというような予測が出来るようになる。
この様に因果関係がはっきりわかるものに役所としてもお金を使っていきたい。

*次回 高島市長が野多目校区を訪問されました!④ では福岡市の成長のために、高島市長が考えるプランをご報告いたします。







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