2016/08/31

高島市長が野多目校区を訪問されました!④
2016年8月26日(金) 15:00~17:00 野多目公民館で 「高島市長の出前講演会」が開催されました。現在の福岡市に何が起こっているか?市長の提唱する「FUKUOKA NEXT!」とは?をお隣のおばちゃんとお話しするように?福岡ことばで ”熱く” 語っていただきました。

「FUKUOKA NEXT!」の例として
【1】地域の力をもっと強くしていきたい。
【2】健康寿命を伸ばすことに予算を使っていきたい。の2つをお話してきた。これらは両方とも「生活の質の向上」についての考えです。一方、それらを実現していくためには、「福岡市の成長」(使えるお金を増やしていく)ことも必要となる。後半はどうやって原資を増やそうとしているのかを説明する。

クルーズ船の寄港を進めている(原資を増やす)

クルーズ船で福岡に来る中国からの観光客は1回に平均10.7万円/1人当たり の買い物をする。クルーズ船1隻あたり、ベイサイドに停泊している船で3,800人。現在はもっと大きいクルーズ船で4,900人級の船も来ている。更には6,300人級のクルーズ船停泊の要請も来ている。
クルーズ船1隻が寄港して福岡市へ落ちるお金は 約5億/1隻 。平成28年度は350隻のクルーズ船が寄港する予定になっているので、5億x350回=1,750億のお金が福岡市に落ちることになる。
福岡市の1年間の市税収はおよそ2,800億円なので、いかに大きな収入となっているかがわかると思う。 福岡市は90%が第3次産業(サービス業)なので顧客を福岡に集めるのが一番の成長戦略になると考えている。
その他にもたくさんのイベントの誘致を一生懸命やっている。
フィギアスケートのグランプリファイナル、福岡マラソンを計画してみたり、ラグビーのワールドカップをやったり、ヨットのアメリカズカップをアジア初でやったり、世界水泳をやる事をなぜ一生懸命やっているのかというと人を集めるため。福岡市に一番お金が潤うからやっている。
これからは日本の人口は減っていく。海外からの顧客を増やしていくことが重要。このような取り組みで税収伸び率 政令指定都市 20都市中11位 → 1位になっている。

水上公園の開発例(税金を使わずに開発をする)

老朽化していた水上公園をニューリアルした。知恵を出して税金を使わずにいい公園にするか?を考えた。その結果福岡市の土地を貸して民間に活用してもらい、建物を立体構造としてレストラン・中華食堂の出店、屋上を公園にすることが実現できた。


天神ビッグバン構想(Win Winの構図を実現)

老朽化している天神地区の30のビルを2024年までにニューリアルする構想を立てている。現在の建物の歩道側をもっと下げて、高齢化社会に対応する広い歩道を作りそこにベンチなどを設置する。その代り建物の容積率、高さ規制を大幅に緩和し、各ビルの売り場面積を1.7倍に拡張させる。この規制緩和を10年という期限を切って実施する。

 各ビルの持ち主・・・売り場面積1.7倍、テナント料も上がる。
 福岡市・住民 ・・・高齢化にマッチした町中の環境を実現できる
福岡市はお金を使うのではなく、規制を緩和する権限を使い、両者にメリットが出るWin Winの構図を実現したい。

福岡市の市債(福岡市の借金)について


 福岡市は市債が多いと言われている。その理由を市長になって調べてみた。主に下水道、道路、地下鉄等で、福岡市が市政をスタートする際に、吸収合併した周辺町村とのサービス格差をなくすために多くの工事を実施してきたためであることがわかった。しかしながらこれらは無くなってしまったものではなく資産として残っており、現在も稼働しているものである。市債残高は年々減少している。

<最後に>
2016年8月26日(金)に野多目公民館で実施されました「高島市長の出前講演会」は大変印象深いものでした。高島市長の考えられていることを、直接ご本人より ”熱く” 語っていただいたことに感激いたしました。 野多目校区も高島市長の提唱される「FUKUOKA NEXT」を念頭に、今後の自治協議会活動を進めて行きたいと考えます。





0 件のコメント:

コメントを投稿

★コメント機能を「試験運用」します。
ブログ記事を閲覧されてコメントございましたら投稿願います。
注1)コメントに書かれた内容につきましては、ご意見として承ります。個々のご要望には
   お答えできませんので、ご了承ください。
注2)公開に際してふさわしくないと判断されるコメントに対しては、削除されることも
   ありますのでご了承ください。