2022年7月23日(土)10:00~12:00くらいまで、野多目公民館 2F講堂で防災講演会②が開催されました。講演会は大きく2部構成で、前半は第1薬科大学 大渡先生をお迎えして「感染症対策を踏まえた避難所運営講習会」を、後半は避難所設営に必要なファミリーテント、多目的簡易ベッドの組み立て、発電機の使い方、公民館への外部電源接続方法などを体験しました。当日は、三宅中学校、野多目小学校から校長先生方をお迎えし、総勢約30名の皆様にお集りいただきました。教えていただいた内容が非常に有意義と思われましたので概略を校区の皆様とその内容を共有します。
【1】感染症対策を踏まえた避難所運営講習会
・いつも防災HPで見る洪水・土砂災害・地震のハザードマップの紹介と、今回初めて見ました「洪水(野多目大池)」の資料をご紹介いただきました。
野多目大池の東側土手が決壊した場合は、野多目校区だけでなく隣の三宅校区まで影響が出ることが予想されているとのことです。大雨時に流れる水に土砂が大量に混じるようなシーンが発生した場合は注意が必要とのことでした。
②小学校との連携、中学生の役割
・小学校と公民館との情報共有が必要(避難者リスト、連絡体制、校区の備品等)
・災害時には中学生は大きな戦力になる。
率先的に非難し、周りの人に行動で避難を勧める。
中学生がやることでスムーズに事が運ぶことが多い。
③避難所開設から受入まで
・体温計と温度計。非接触型が多く使われているが正しい温度は出ない。
通常の脇に挟む体温計にらっぷばどを巻き付けて使う。
・ウィルスに対する防護策
マスク・・・飛沫、手袋・・・接触、フェースシールド・・・目の保護!
目からも感染するとのことです。
・感染リスクが高いシーン
受付、発熱・体調不良者の対応時、物・食料の受け渡し、トイレ清掃
・発熱者、濃厚接触者を分ける「ゾーンニング(部屋割)」が必要
・着替え、身体拭き、授乳、おむつ交換のために個室の用意が必要。
④避難所のウィルス対策
・換気のポイント
理想・・・常時窓開け+換気扇、扇風機・レンジフードも活用
・換気にこだわりすぎて避難者のストレスを貯めないようにする。
・食事の時間にしっかり換気するようにする。こうすると不満が出にくい。
・消毒すべきウィルスは他にもある。
O-157,ノロウィルス、エンテロウィルス(手足口病)
特にノロウィルス、エンテロウィルス(手足口病)はアルコールでは死滅できない。
・消毒液のつくり方・・・ピンクキャップには洗剤成分が入っている、出来れば青キャップを選ぶ(次亜塩素のみ)
⑤トラブルを防止するために・・・事前に考えておく必要がある
・開設当初に想定されるトラブル
○○がない。○○をすべきだ・・・など
マスクの着用を拒否される方、発熱を認めない方が出る。
介助の必要な方が避難してきた
スマホを充電したい、電気製品を使いたい等々
⇒以下 防災講演会②開催されました!その2へ続きます。
防災推進委員会
0 件のコメント:
コメントを投稿
★コメント機能を「試験運用」します。
ブログ記事を閲覧されてコメントございましたら投稿願います。
注1)コメントに書かれた内容につきましては、ご意見として承ります。個々のご要望には
お答えできませんので、ご了承ください。
注2)公開に際してふさわしくないと判断されるコメントに対しては、削除されることも
ありますのでご了承ください。