防災講習会開催されました!
2018年6月16日(土) 10:00~ 野多目公民館 2F講堂で防災講習会が開催されました。
福岡市南消防署花畑出張所から石川所長をお迎えして講習をいただきました。
当日は各町内会より防災関係者約60名のご参加をいただきました。
【1】オープニング
野多目校区 防災推進委員長 柿原会長より開催が宣言され、続いて出崎自治協会長より、前に向新町で発生した那珂川の氾濫時の様子についてお話ををいただきました。
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開催の挨拶をされる柿原会長 |
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出崎自治協会長です |
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講師の石川所長さまです。 |
【2】講習内容
(1)地震発生時の行動マニュアル
・グラッときたら (発生0~3分)自分の身を守る!
・大きな揺れがおさまったら(発生3~5分)素早い消火で火災発生を阻止!
ただし自身の安全確保が優先
・火の始末のあと (発生5~10分)家族の安全を確認、災害/避難情報の入手
・外に出たあと (発生10分~半日)隣近所の安否確認、救出・救助
・避難後数日間 (発生半日~3日)2-3日は自分でしのぐ。
2-3日はしのげるように食料や生活必需品を揃えておく。
(2)洪水の中を非難するときの注意事項
・歩ける深さ 男性約70㎝ 女性約50㎝
・長い棒を杖代わりにする 水面下には何があるかわからない。
マンホールのふたが外れている場合もある。
・裸足、長靴はNG!
・お互いの体をロープでつないで避難する!
(3)避難情報
避難準備・・・避難に時間を要する人は避難開始
(高齢者等避難開始)
避難勧告・・・速やかに避難場所へ避難する。
避難指示(緊急)・・・まだ避難していない人も緊急に避難する
(4)避難所、避難場所
避難所・・・災害により避難が必要なときや自宅で生活できなくなったときに避難者を収容する施設。(一時避難所:野多目公民館、収容避難所:野多目小学校)
避難場所・・災害による建物の倒壊や火災などの危険を避けるためのの場所(地区避難場所:野多目中央公園、広域避難場所:福翔高校)
(5)災害と心理学
正常性バイアス・・・自分は安全なんだ!危険なことはないんだと思い込む心理。
避難への決断が遅れる原因。
同調バイアス・・・周りの人と同じ行動を取ることで安心を得る。
自分で決断をしなかったために津波にのまれた人がいた。
これらの心理を使っての災害時の対策が「率先避難」です。
東日本大震災の大津波で小学生がみんなが安全と思ってった校舎3階から校庭に駆け出して更に高い高台に向かった事例、中学生が率先避難者となって小学生を導いたことなどが、この心理学を用いた訓練の成果といえる。
【3】最後に
参加者からの質問や要望がありました。
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がんセンターの広い駐車場が災害時の避難場所にできるように、行政→国へ正式に要請してほしい。
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災害発生時の避難指示などの伝達ルートについて質問がありました。
行政→公民館、自治協へ無線や電話・メール連絡→自治協緊急連絡網で各町内会長さんへ連絡→各町の住民の皆様への避難指示連絡。
最後に野多目公民館 藤田館長より講習会に関係する講評がありました。
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3分(自身を守る)3時間(共助)3日間(公助が来るまで持ちこたえる) |
防災推進委員会